事例の概要
- 発注者
- ドローン操縦士協会(資格・講習に関わる団体)
- 背景
- 国家資格であるドローン技能証明に関わる講習・実技時間を正確に管理し、国へ提出する時間記録を整える必要があった
- pegが使った材料
- 担当者の方へのヒアリングと、同協会の事務規程のみ
- 結果
- 国へ提出する時間記録の管理を含む、講習・実技時間の管理システムを構築
課題:国へ提出する「時間の記録」を、正確に管理したい
国家資格に関わる講習では、受講者ごとに「どの講習を、何時間受けたか」「実技を何時間行ったか」を記録し、国へ提出する必要があります。記録は資格の信頼性そのものに関わるため、漏れや誤りは許されません。
こうした時間管理は、受講者や講習の回数が増えるほど複雑になります。
- 受講者ごと・講習ごとに、時間を正確に積み上げる必要がある
- 同協会の事務規程に沿ったルールで記録・確認しなければならない
- 提出する記録として、あとから確認できる形で残しておく必要がある
一方で、ルールそのものは同協会の事務規程に書かれていても、それを「システムの仕様」に置き換えるには専門的な作業が必要です。団体の担当者がエンジニアではない場合、ここで手が止まってしまうことが少なくありません。

進め方:事務規程を「そのまま仕様書として読む」
pegが着目したのは、ドローン操縦士協会がすでに持っている事務規程でした。事務規程には、講習の区分や記録の取り方、確認の手順など、業務のルールが文章で定められています。これを仕様の土台として読み解き、ヒアリングで運用の実態を補いました。
- 1
事務規程を読み解く
講習・実技に関するルールや記録の扱いを、規程から一つずつ拾い出しました。
- 2
ヒアリングで運用を確かめる
規程に書かれていない「実際の回し方」や、担当者の方が迷いやすい場面をお聞きしました。
- 3
管理の流れを組み立てる
規程とヒアリングの内容を突き合わせ、講習・実技時間の記録から、国へ提出する記録の管理までの流れを整理しました。
- 4
システムとして形にする
整理した流れをもとに、講習・実技時間の管理システムを構築しました。
ポイント:新しい資料をゼロから作らない
ドローン操縦士協会の側で要件定義書を新たに作る必要はありませんでした。すでにある事務規程と、担当者の方のお話だけで、要件をpegが組み立てています。
結果
- 国家資格であるドローン技能証明に関わる講習・実技時間を管理するシステムを構築しました。
- 国へ提出する時間記録を、システム上で管理できるようにしました。
- 材料はヒアリングとドローン操縦士協会の事務規程のみで、同協会の側で要件定義書を作成する必要はありませんでした。
この進め方が合う組織
次のような状況にある団体・企業の方は、同じ進め方が役立つ可能性があります。
- 資格・講習・研修などの受講時間や履歴を正確に管理する必要がある
- 行政や監督官庁へ記録を提出する業務がある
- 規程・マニュアル・要領などのルールは文書になっているが、システム化できていない
- 管理を紙や表計算ソフトに頼っていて、確認や集計に手間がかかっている
- エンジニアがおらず、何から相談すればよいか分からない
よくあるご質問
Q規程やマニュアルしかなくても、システムを作れますか?
はい。この事例では、ドローン操縦士協会の事務規程とヒアリングだけを材料にシステムを構築しました。規程やマニュアルには業務のルールが書かれているため、仕様を組み立てる土台として活用できます。
Qドローン以外の資格・講習の時間管理にも対応できますか?
ご相談いただけます。受講時間や履歴の記録、提出用の記録の管理といった考え方は、ほかの資格・講習・研修にも共通する部分があります。まずは現在の運用をお聞かせください。
Q相談の前に準備しておくものはありますか?
特別な準備は必要ありません。お手元に規程やマニュアル、現在使っている管理表などがあれば、お話がよりスムーズになります。
まずは話すところから
仕様書がなくても、社内にエンジニアがいなくても大丈夫です。実現したいことを伺い、進め方と概算をご提案します。ご相談は無料です。
