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ソフトのサポート終了日一覧|何がいつ終わり、どこから手をつけるか(2026年10月時点)

「そろそろ入れ替えたほうがいい」と言われても、何が、いつ終わるのかがひとまとめになっていないと、順番の決めようがありません。

このページは、業務で使われることの多いソフトの終了日を一枚に並べたものです。終わったあと何が変わるのか、自分のところが何を使っているかをどう確かめるか、期限が来たときに取れる道はどれか。そこまで続けて書いています。

日付は2026年10月12日時点で各社が公表しているものです。日本では、米国の日付の翌日に最後の更新が届きます。

目次(7項目)を開く
  1. サポートが終わると、実際に何が変わるのか
  2. 終了日の一覧
  3. 自分のところが何を使っているか確かめる
  4. 期限が来たときに取れる4つの道
  5. 業務システムがつながっている場合に、先に確かめること
  6. pegのやり方
  7. よくあるご質問

サポートが終わると、実際に何が変わるのか

終了日を過ぎても、ソフトはそのまま動きます。画面が閉じるわけでも、データが消えるわけでもありません。変わるのは、見えないところです。

  • 新しく見つかった弱点が、直らないまま残ります。 サポート中は、弱点が見つかれば修正プログラムが配られます。終了後は配られません。弱点の情報だけは公開されるので、攻める側からは中身の分かった扉になります
  • 周りのソフトが、だんだん合わなくなります。 会計ソフトや電子証明書、プリンタの制御ソフトなどが「サポート中のOSのみ」を条件にしていくため、更新のたびに動かないものが出てきます
  • 契約や審査で聞かれます。 入札の要件、取引先のセキュリティ確認票、サイバー保険の審査。「サポート中の製品を使っているか」はよく出てくる質問です
  • 事故が起きたときの説明が難しくなります。 期限を過ぎたものを使い続けていた事実は、あとから必ず問われます

つまり、終了日は「使えなくなる日」ではなく「自分で責任を持つことになる日」です。1日過ぎたら危ない、というものでもありません。ただ、過ぎた分だけ差は開いていきます。

テーブルの上に置かれたカレンダー

終了日の一覧

パソコンのOS

製品終了日状況
Windows 10(全エディション)2025年10月14日終了済み。個人向けの延長更新を申し込んだ場合のみ2026年10月13日まで
Windows 11 23H22025年11月11日終了済み
Windows 11 24H22026年10月13日明日です
Windows 11 25H22027年10月12日いま標準的な行き先
Windows 11 26H22028年10月10日2026年9月に公開

上はHomeとProの日付です。EnterpriseとEducationは、同じバージョンでも1年長く設定されています。自分のパソコンがどれかは、次の章の手順で確かめられます。

Office

製品終了日状況
Office 2016 / Office 20192025年10月14日終了済み
Office 2021 / Office LTSC 20212026年10月13日明日です。延長サポートはありません
Office 2024 / Office LTSC 20242029年10月9日買い切り版の行き先
Microsoft 365(サブスクリプション)終了日なし契約している間は自動で新しくなります

サーバー

製品通常サポート延長サポート
Windows Server 2012 R22018年10月9日2023年10月10日(有償の延長更新は2026年10月13日まで)
Windows Server 20162022年1月11日2027年1月12日
Windows Server 20192024年1月9日2029年1月9日
Windows Server 20222026年10月13日2031年10月14日
Windows Server 20252029年11月13日2034年11月14日

サーバーは、入れ替えに数か月かかります。Windows Server 2016を使っている場合、残りは1年3か月ほどです。業務が止まらない時期を選ぼうとすると、動ける期間はもっと短くなります。

ウェブシステムの土台(PHP)

バージョン修正プログラムの提供終了
PHP 8.12025年12月31日(終了済み)
PHP 8.22026年12月31日
PHP 8.32027年12月31日
PHP 8.42028年12月31日

自社サイトや会員向けのシステムを外部の会社に作ってもらっている場合、この土台のバージョンは保守の契約に含まれていることが多いものです。含まれていないと、ある日レンタルサーバー側で古いバージョンが止められて、画面が真っ白になります。契約書の保守の範囲を一度見ておくと安心です。

この表の日付について

各社が公表している日付をもとに、2026年10月12日時点でまとめたものです。製品の構成やエディションによって変わることがあるので、入れ替えの計画を立てるときは、使っている製品の公式ページで最後に確かめてください。

自分のところが何を使っているか確かめる

一覧を見ても、自分の環境が当てはまるかどうかが分からないと動けません。確かめ方は3つだけです。

  1. Windowsのバージョン キーボードのWindowsキーを押しながらRを押し、出てきた窓に winver と入れてEnter。「バージョン 24H2」のように表示されます。エディション(HomeかProか)は、設定 → システム → バージョン情報で分かります
  2. Officeのバージョン WordやExcelを開いて、ファイル → アカウント。「Microsoft 365」と書いてあればサブスクリプション、「Office Professional 2021」のように年が書いてあれば買い切り版です
  3. サーバー 社内に機械がある場合は、管理している会社に聞くのがいちばん早い方法です。聞き方は「このサーバーのOSの種類とバージョン、サポート終了日を教えてください」。保守契約があれば、答えられるはずの内容です

台数が多い組織では、1台ずつ見るのは現実的ではありません。その場合は、管理ソフトの一覧から出してもらうか、まず「いちばん古そうな部署」から数台だけ見て、傾向をつかむところから始めます。

期限が来たときに取れる4つの道

道向いている場合気をつけること
新しいバージョンに上げる機械がそのまま使えて、業務ソフトも新しいOSに対応している対応しているかを先に確かめる。上げてから戻すのは大変です
機械ごと買い替える新しいOSの条件を機械が満たしていない台数が多いと時間がかかります。年度をまたいで分ける手もあります
延長の更新プログラムを買うどうしても間に合わない期間があるあくまで時間を買うだけです。製品によっては用意されていません(Office 2021にはありません)
クラウドのサービスに移る社内のサーバーを持ち続ける理由が薄い月々の費用になります。5年の合計で比べるのがおすすめです

社内サーバーを持ち続けるかどうかの判断は、社内サーバーからクラウドへ移すときの考え方に、3つのやり方と費用の比べ方をまとめています。

業務システムがつながっている場合に、先に確かめること

パソコンだけなら、入れ替えは買い替えで済みます。難しくなるのは、古いOSの上で業務システムが動いている場合です。この順番で確かめます。

  1. そのシステムは、新しいOSで動くのか。 作った会社に聞きます。答えが「試していないので分かりません」であれば、それも答えです。検証の時間を見込む必要があります
  2. 作った会社と、いま連絡が取れるのか。 取れない場合の進め方は開発会社と連絡が取れなくなったときの対処法にまとめました
  3. プログラムと設計資料、管理者権限が手元にあるのか。 手元になければ、別の会社に引き継いでもらうこともできません。受け取るべきものは引き継ぎチェックリストの25項目で確かめられます
  4. いつ止められるのか。 繁忙期を外すと、動ける時期は年に2回か3回しかない、ということがよくあります。ここから逆算すると、締切は思っているより手前にあります

このうち1つでも「分からない」が残る場合、入れ替えそのものより、調べ直すほうに時間がかかります。期限の1年前から動き始めるのは、そのためです。

作り直すかどうかの判断そのものは、業務システムは何年で作り直すのかとサポート終了を迎えたシステムの進め方で詳しく扱っています。

pegのやり方

サポート終了をきっかけにご相談をいただくとき、私たちが最初にやるのは、作り直しの提案ではありません。棚卸しです。

  • いま動いているものを一覧にします。OS、業務ソフト、サーバー、外部サービス。それぞれの終了日と、止められる時期を並べます
  • そのうえで、今回の期限に間に合わせる必要があるものと、次の期限まで待てるものを分けます。全部を一度にやろうとすると、費用も体制も持ちません
  • 仕様書は求めません。いま使っている画面と帳票を見せていただくところから始めます
  • 機能を削って予算に合わせることはしません。データの整理やテストを発注側で担っていただくなど、作業の分担を変えることで調整します。それでも合わなければ、予算の追加をお願いするか、辞退します

棚卸しだけで終わっても構いません。「今年はここまで、来年はここ」という線が引ければ、その年の予算要求が通せます。

よくあるご質問

終了日を過ぎてしまいました。すぐに何か起きますか。

その日を境に何かが起きるわけではありません。ただ、新しく見つかった弱点が直らないまま積み上がっていくので、時間がたつほど危なくなります。まずはインターネットに直接つながっている機械から順に手をつけてください。社内だけで使っている機械は、その次です。

延長の更新プログラムを買えば、しばらく大丈夫でしょうか。

時間は買えますが、期限が先に延びるだけです。しかも延長は用意されていない製品もあります。Office 2021には延長サポートがありません。延長を使う場合は、その期間で入れ替えを終えるという前提で予定を立ててください。

業務ソフトが新しいOSに対応していません。どうすればよいですか。

まず、対応版の予定があるかをソフトの会社に確認します。予定がない場合は、別のソフトに移るか、作り直すかの判断になります。この判断には数か月かかるので、期限の1年前には聞いておきたいところです。

予算が今年度にありません。来年度まで待てますか。

待てるかどうかは、その機械がインターネットにつながっているか、個人情報を扱っているかで変わります。つながっていない機械で、扱う情報も限られているなら、1年待つ判断はあり得ます。逆に、外から入ってこられる場所にあるものは、優先度を上げてください。

何から相談すればよいか分かりません。

使っている機械とソフトの名前が分かる範囲で結構です。型番が分からなくても、画面を見せていただければ判断できることが多いものです。ご相談は無料で、その場で棚卸しの形まで整理します。

まずは話すところから

社内に分かる人がいない状態でも、手元にある材料から整理できます。何から話せばよいか決まっていなくてもかまいません。ご相談は無料です。